能代市旧料亭金勇

金勇句会

 
”料亭”金勇は、高浜虚子をはじめ数多くの俳人が訪れ楽しい時を過ごした場所です。この金勇をお題に句作を楽しんでみませんか。皆さまのご来館と投句を お待ちしています。 【内容】 金勇句会は、投句形式の句会です。館内設置の用紙に記入し、投句箱に入れてください。
季節ごとに秀作を数点選考いたします。秀作には、ささやかな記念品を贈呈します。また、秀作の中から年間優秀句を選考します。
作品は館内に掲示するほか、公式ホームページ、SNSや地元新聞などで紹介する場合があります。
■毎月末〆切り、投句は月二句以内でお願いします。
■選句 金勇句会選考委員会(※年間優秀句は令和4年3月中旬頃を予定)
■主催 能代市旧料亭金勇

●9月金勇句会より

花籠の潤う気配鳥渡る 支 靜 加
こぼれ萩技の匠の組細工 船越 みよ
秋麗の卍の天井婚偲ぶ 戸田佐江子
料亭の庭にかかりて金の月 古川よしみ
秋晴れや木都背負いて館立つ 街道 歩人
ここかしこ名工の技光る秋 佐藤 千女
金勇の入母屋かすめ雁来たる 柴田テツ子
もみづるや館の木々の自己主張 佐藤 みき
高楼に番楽継ぐ灯豊の秋 岸部 吟遊
重厚な碁盤の展示昼ちちろ 首藤  圭
蜻蛉きて番楽舞ふや大広間 なつきゆうこう

■夏の句会 秀作選

◆最優秀賞  
本因坊熱戦鎮める若葉風 首藤 圭
◆優秀10句  
手びねりの陶の箸置き夏料理 布施 鷹夫
紫陽花の毬の感触木の館 船越 みよ
白神の涼風走る大広間 佐藤 みき
木の粋を集めし館水を打つ 武藤 鉦二
梅雨冷えの金勇ほのと杉あかり 支 靜 加
蝉の声往時の栄華偲びけり なつきゆうこう
万緑や旧料亭の懸魚おどる 柴田 テツ子
四方柾の柱の広間風薫る 岸部 吟遊
色どりのガラスの器夏料理 佐藤 千女
北限の新茶の香り大広間 武藤 暁美
◆特別賞  
美しき自然の音に耳すます 奥田 菜々美(秋田市・9歳)

●8月金勇句会より

新涼や木の香宿して木挽き鋸 支 靜 加
燈火親し今も木の香の大広間 古川よしみ
八幡の灯が入り亭の祭寿司 布施 鷹夫
館の大樹蝉を負い歴史負い 船越 みよ
旧料亭初秋に託し写真展 松 はるか
糸トンボ金勇庭に溶ける午後 街道 歩人
お品書き見て作りたや茸飯 佐藤 みき
三味の音かすかに聞こゆ秋の夜 佐藤 千女
天杉の五間天井涼新た 岸部 吟遊
鋸の目を残す天井蝉時雨 柴田テツ子
抹茶点て衣擦れ楚々と秋初め なつきゆうこう
美しき自然の音に耳すます 奥田菜々美(秋田市・9歳)

●7月金勇句会より

格天井扇子の止まる見学者 支 靜 加
白壁に松の影置き蝉をおく 古川よしみ
手びねりの陶の箸置き夏料理 布施 鷹夫
垣間の庭波打つ硝子が通す時 大宮司春香(鹿児島県鹿屋市)
夏祭胸ポケットの期待感 池内 奏春
大襖も茣蓙も特注夏館 船越 みよ
白神の涼風走る大広間 佐藤 みき
木の街や木車の山車軋み来る 岸部 吟遊
蝉の声往時の栄華偲びけり なつきゆうこう

●6月金勇句会より

梅雨冷えの金勇ほのと杉あかり 支 靜 加
道中の囃子に躍る七夕展 街道 歩人
ていねいに座る水無月中広間 柴田テツ子
紫陽花に触れて止めおく乳母車 古川よしみ
金勇と歩みを共に苔の花 佐藤 みき
紫陽花の毬の感触木の館 船越 みよ
ひっそりと蝶の舞いたる夢の跡 安井  翔(兵庫県高砂市)
北限の新茶の香り大広間 武藤 暁美
踏板に館の歴史単足袋 なつきゆうこう

■春の句会 秀作選

◆最優秀賞  
千客の献立表に菜飯かな (なつきゆうこう)
◆優秀10句  
木の芽和街騒を絶つ花鳥の間 (古川 よしみ)
白神の霞羽織って館立つ (街道 歩人)
直幹と木都のきずな初筏 (佐藤 みき)
春風を入れ金勇の景を撮る (柴田 テツ子)
料亭のランチの小鉢木の芽和 (佐藤 千女)
杢板の階をのぼれば花明り (松 はるか)
百畳の一畳に座し花見酒 (布施 鷹夫)
花籠をあふるる逸話春の鳥 (船越 みよ)
花の宴待つ座布団の高さかな (支 靜 加)
髪切って逢いに行くなり夏館 (戸田 佐江子)
◆特別賞  
ああひろいたたみのうえのきもちよさ (はまのあめり・7歳)

●5月金勇句会より

母に添うランチ青葉の旧料亭 (支 靜 加)
囲碁の間に適いし牡丹飾りあり (布施 鷹夫)
中庭へ足投げ出して濃あじさい (古川よしみ)
万緑や旧料亭の懸魚(げぎょ)おどる (柴田テツ子)
本因坊戦覗き見したい揚羽蝶 (船越 みよ)
張り詰めし囲碁の部屋にも風薫る (佐藤 みき)
色どりのガラスの器夏料理 (佐藤 千女)
金勇に棋士の気満ちて夏燕 (なつきゆうこう)
本因坊熱戦鎮める若葉風 (首藤  圭)
四方柾の柱の広間風薫る (岸部 吟遊)
木の粋を集めし館水を打つ (武藤 鉦二)

●4月金勇句会より

百畳の一畳に座し花見酒 (布施 鷹夫)
春陰の光ほのかや田毎の間 (柴田テツ子)
そびえたつ屋根の造りと松の芯 (古川よしみ)
のどけしや脳裏に刻む金勇展 (佐藤 みき)
花籠をあふるる逸話春の鳥 (船越 みよ)
花の宴待つ座布団の高さかな (支 靜 加)
巡る春衣鉢伝える金勇展 (街道 歩人)
髪切って逢いに行くなり夏館 (戸田佐江子)
大広間芸妓の名残春の月 (佐藤 千女)
千客の献立表に菜飯かな (なつきゆうこう)
■これまでの金勇句会
・令和2年度 金勇句会